日経平均は大幅下落、このようなときの対応方法

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日経平均は、前回などに描いたように2~3週間トレンドは下降トレンドに転換したように見えます。

23300越えからの急落で25日移動平均線21500割れまで(約1800幅)一気に下げました。

 

さて、ここからです。

最近のパターンから行くと、日本市場の基調は非常に強い。

コロナウイルスの影響が懸念された際に生じる下落に対しては思いのほか、V字につよく反発を繰り返しました。

ポイントは長期化する懸念があるかどうか。

 

ここにきてアメリカでは大量感染がみられ、人種差別問題が各地で継続。中国北京でも二次感染の気配が出てきました。

ただ、感染というだけでは、市場の反応は限定的でしょう。

こうした懸念が、企業売上にどの程度影響し、それがどの程度に及ぶことなのか。

 

さらにいえば、トランプ大統領の再選に向けた動き、金融緩和策、減税などの政策にどの程度影響してくるか。

 

今のところ支持率がパッとしないトランプ大統領ではありますが、対立候補はそれ以上にパッとしない。ただ、少しずつ反トランプの支持表明が増えているのは気になるところです。

他方、アメリカの白人層、中上流階級は、日本人が思うよりはるかにトランプ氏の政策を支持している。それは経済の恩恵があると思っているからでしょう。

 

話は戻りますが、下落の大きさからみて戻しの範囲は1/3戻し(22000まで)もしくは1/2戻し(22400)。

この範囲でもしとどまるのなら、ふたたび下落トレンドが生じるのではないかと見ています。

逆にここまで戻せないのだとすると次の下落は非常に大きいかと。

 

ボックスレンジが形成されるかどうかは少しわかりづらいですが、仮にできたとしてもそう長くはなく、どちらかに動く。それを決めつけるのは、今の段階では非常にむずかしい。

それほど、上昇にしても金融政策頼みになっていたということ。

もし、22400を大きく超えてくるようなら、今度は22400~22000を下限とした上昇になるかと思います。

 

いずれにしても、一日の変動幅が非常に大きい日々が続きそうです。

中途半端な根市で、方向性を決めつけて大きなポジションをとるのではなく、下落が継続するか、否かを見極めたうえで、ポジションをたてていきたいところです。

 

 

 

 

 

 

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